リンクス高麗川 LINKS KOMAGAWA

埼玉県西部を流れる高麗川の真の再生を夢見る人たちの集い

第22回 川の再生交流会で高麗川まるごと再生事業の問題点報告

<浄化槽と埼玉県の水環境>と題して、

環境省・浄化槽規格室官 吉川圭子 氏の基調講演で始まった、

第22回 川の再生交流会 川の国埼玉 あなたが未来に残すもの〜

今回、リンクス高麗川として、初めて2名の会員が参加してきました。

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期日 平成28年2月6日

主催 埼玉県

協力 埼玉県河川環境団体連絡協議会

会場 さいたま市民会館うらわ

 

午前の部 全体会

午後の部 分科会)(6つの分科会に分かれて報告・討論)

リンクス高麗川では、

第4分科会 多自然の川づくりと環境保全 <自然と心を結ぶ川づくり>

第5分科会 100プランとまるごと再生事業<継続させる活動と報告>

の2分科会に出席。

 

特に、第5分科会では、現在進行中の高麗川まるごと再生プロジェクトにおける、

これまでの経緯、市民と行政との認識の違い、現在進行中の工事の様子など、

プロジェクターを使って報告いたしました。

 

埼玉県の推進してきた、川のまるごと再生プロジェクトには、

地域の人々に歓迎され、川の再生・復活に寄与した事業もある一方で、

高麗川など、河川上流部における遊歩道建設等、問題視されるケースも

出ており、今回の第5分科会での報告は、市民と行政とで拗れてしまった、

悪い事例として報告、今後の在り方の参考にしていただきたいと述べました。

 

また、第4分科会でも、

各地の取組をお聞きし、高麗川再生プロジェクトの現状を聞いていただきました。

みなさん高麗川にコンクリートの遊歩道はいらないと言い、

工事が始まってしまったことを残念がってくださいました。

「行政と市民の協働がなにより大事」

「川は行政のものでも川沿いの人だけのものでもない」

「コンクリで固めるやり方はもう古い、自然を残し生活との調和を」

これは県内で真剣に川と向かい合う方々のほぼ一致した見解と理解しました。

 

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ロビー展示

 

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配布資料の一部

今日の高麗川 160207-1

川のまるごと再生プロジェクト推進工事(高麗川 日高4工区)

一級河川高麗川日高市大字新堀地内外

工費44,137,000円

着工間近!

 

ほんとうにこの場所にコンクリート遊歩道が相応しいのか、

工事の行方を観察しながら、よーく考えてみよう。

いったい、誰のため、

何のための、遊歩道なのかを!

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広々とした河原に打ち込まれた測量杭

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by たつあん

 リンクス高麗川では、高麗川まるごと再生プロジェクトによる、遊歩道工事の進捗状況を、継続してモニタリングして行きます。

今日の高麗川 160203

お蔵淵 9:40

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川底の水位がなかなか下がらないため、
淵に溜まった砂利を3mほど掘って、ここからポンプでくみ出す作戦という。

昭和の高度成長期、この辺りは長い期間砂利を採掘されていた。そのせいか、大きな石がほとんど見当たらない。

 

工事現場責任者の方と話す機会を得た。
進捗状況等、細かくお聞きするとともに、
こちらの思いも伝えることができた。

リンクス高麗川の矛先はあくまでも行政。
作業現場の人々に対し、個人的感情をぶつけてはならない。

by たつあん

 

リンクス高麗川では、高麗川まるごと再生プロジェクトによる、遊歩道工事の進捗状況を、継続してモニタリングして行きます。

NHK さわやか自然百景 奥武蔵 高麗川 再放送のご案内

さわやか自然百景 「埼玉 奥武蔵 高麗川

 みなさん、今朝の放送、ご覧になりましたか。

私たちが暮らす奥武蔵は、こんな素晴らしい自然環境なのだということを、改めて感じさせてくれる、本当に素敵な映像でしたね。

 さて、今日、残念ながら見逃してしまった皆さん、

明日、2月1日ですが、再放送ありますよ。ぜひ、ご覧になってください。

 

本放送 総合 1月31日7時45分〜7時59分

再放送 BSプレミアム 2月1日11時~11時14分

    総合 2月1日15時41分~15時55分

2016年 さわやか自然百景

http://www.nhk.or.jp/sawayaka/contents/program/2016/01/2016_0131_komagawa.html

番組内容

・奥武蔵を流れる高麗川
・生きものが集まるふち
・ふちの中で泳ぐオイカワ
・獲物を捕らえるカワセミ
・増水がつくりだす水たまり ワンド
・ワンドの中の魚を狙うタヌキ
・水中を泳ぎ、魚を追うカイツブリ
NHK WEBサイトより)

 

で、それでも見逃してしまった方、
NHKオンデマンドで単品映像108円で視聴できますよ。
https://www.nhk-ondemand.jp/goo…/G2015066848SC000/index.html

素晴らしいですね。

 映像観ると高麗川の認識、変わります。
かけがえのないもの、私たちの大切な宝もの・・・

 

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今日の高麗川 160131-2

お蔵淵

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友人曰く、工事業者さんがお蔵淵で逃げ遅れた魚を水路に逃がしている様子を目撃したそうです。直接工事に携わる方々の、複雑な気持ちが伝わってきました。
ふるさとの川に対する地元の方の思い。しんどい仕事を請け負ってしまった行政側の方々の立場。結局すべては人がやっていること。そんなに単純ではないのですね。考えさせられる工事です。

by ジュン

リンクス高麗川では、高麗川まるごと再生プロジェクトによる、遊歩道工事の進捗状況を、継続してモニタリングして行きます。

高麗川のいきもの 160131

久しぶりに高岡橋からお蔵淵の少し下流くらいまで、一時間くらい、ガサガサしながら歩きました。
雪のせいか流量多く、水自体はとてもきれいでした。
ケヤキ少し下流から上流にかけて川筋を変えたり、川底を深く掘りかえしていることが原因かと思うのですが、流れが緩やかなところや淵に、歩くと赤茶色に舞い上がる泥が一面に堆積していました。
また竹、木、葉、草が岩などにひっかかっていました。
さてガサガサの成果?です。魚100匹以上、ヤゴ数種類、カゲロウ・カワゲラ・トビゲラ数種類、ヘビトンボの幼虫の死骸、ナベブタムシ、ヌカエビ。
魚は、オイカワ、カワムツ、ウグイとアブラハヤ(区別ができないのです)、タモロコ、カジカ、トウヨシノボリ、ジュズカケハゼ、シマドジョウでした。
高岡橋少し上流の岩のある淵の倒木の下、木や竹や葉や草がひっかかったところにはオイカワ、カワムツウグイとアブラハヤの稚魚がたくさん集まっていました。お蔵淵から流れてきたと思われる葉のたまりにも稚魚が。砂のたまりにはシマドジョウがいました。

泥の淵への影響は大丈夫かな? by 中