リンクス高麗川 第2回 高麗学講座のお知らせ
高麗の地質を読み解く part2
前回、
今回は「栗坪の不整合」
みなさま、ぜひご参加ください。
講座の内容は下記の高麗の地盤を読み解く part1の報告をご参照ください。
6月11日(土)9:30~12:00
9:20に高麗公民館集合
参加費 無料
傷害保険料 100円
川に入りますので、長めの長靴、着替えをご用意ください。
川に行くか、山に登るか、
参加される方はこちら(田中)へご連絡ください。
madoromi29@hanno.jp
もしくはリンクス高麗川事務局まで。
主催:リンクス高麗川
リンクス高麗川 第1回 高麗学講座
自然観察会 高麗の地盤を読み解く その1
2016年4月9日 土曜日 10;00~12;00
高麗公民館~巾着田 高麗川 川原
講師 酒本 忠雄 先生 (日高町史 自然篇専門調査委員 越生在住)
参加者 おとな 13名 こども 2名
春爛漫の最高の日和に恵まれて、
お招きした酒本先生は高麗川中学校長も歴任され、
成人式を4回迎えられたとは思えないほどお元気で、素人の集まり
集合場所の高麗公民館でご用意いただいた資料でまず地質観察の概
・岩石には砂や土、灰、生物が固まった堆積岩、
・古い地層の上に新しい地層が積み重なるのが普通だが、
・
その後、徒歩にて巾着田まで移動。
・同じ色のものを集める。
・硬さを調べる。
・柔らかい順に、滑石、石膏、方解石、蛍石、燐灰石、正長石、
・(自然のまま乱されていないなら)
高麗川の川原は主として堆積岩の石が多い。
チャートは黒や赤やいろいろな色がある。
石も2mm以上は礫、2mm以下は砂、1/
ドレミファ橋の右側(西側)の崖の地層は珍しいもの。 下の粘土層の上面が浸食された上に礫層が載っている。(
巾着田では川が外側を削っているので崖になっている。
高麗川に流れ込む沢が滝のように段差をもって流れ込んでいる。川の流れが速ければ崖に働く力も強くなるので、
さらに西側には、あいだに青緑の地層があらわれる。
日和田山の東側は八高線沿いに高崎まで続く八王子構造線という断
参加者がフリズナの化石を含む石灰岩を発見。
酒本先生は植物も解説くださる。河原の黄色いキケマンやクサノオウは有毒だとか。参加者がスマホ検索して、レッドリストに載っていると確認。
林のなかには、イチリンソウとニリンソウの群生地が並んでいた。
予定を30分ほど超過して高麗公民館に帰還。その後、近くのたいへん居心地のよい「季節舎工房」
地質、
地質の研究はこつこつと地道な作業を積み重ねる分野なので、
地質、地形、植生、歴史、建物、、、といろいろな領域で、
文・写真 岩木隆夫
さわやか自然百景「埼玉 奥武蔵 高麗川」NHKオンデマンド 特選ライブラリー
さわやか自然百景「埼玉 奥武蔵 高麗川」が特選ライブラリーに
NHKオンデマンド 見逃し番組 単品108円
2016年2月13日まで視聴可能です。
特選ライブラリー 購入期限:2017年2月14日
向こう1年間は視聴可能となりました。素晴らしい映像です。ぜひご覧ください。
子どもたちの教材としても、最適です。
この映像は高麗川流域に暮らすものにとっての誇りです
番組に登場する主な高麗郷シーン(判る範囲で)
・高岡橋上空から高麗郷俯瞰
・お蔵淵付近から高岡橋、さらに下流の大岩付近まで空中撮影
・日和田山から巾着田及び巾着田のヒガンバナ
・お蔵淵のカワセミ(お蔵淵はカワセミの聖地です)
・雪の高岡橋上流
さわやか自然百景「埼玉 奥武蔵 高麗川」番組内容(NHK公式案内)
http://www.nhk.or.jp/sawayaka/contents/program/2016/01/2016_0131_komagawa.html
第22回 川の再生交流会で高麗川まるごと再生事業の問題点報告
<浄化槽と埼玉県の水環境>と題して、
環境省・浄化槽規格室官 吉川圭子 氏の基調講演で始まった、
第22回 川の再生交流会 川の国埼玉 あなたが未来に残すもの〜
今回、リンクス高麗川として、初めて2名の会員が参加してきました。
期日 平成28年2月6日
主催 埼玉県
協力 埼玉県河川環境団体連絡協議会
会場 さいたま市民会館うらわ
午前の部 全体会
午後の部 分科会)(6つの分科会に分かれて報告・討論)
リンクス高麗川では、
第4分科会 多自然の川づくりと環境保全 <自然と心を結ぶ川づくり>
第5分科会 100プランとまるごと再生事業<継続させる活動と報告>
の2分科会に出席。
特に、第5分科会では、現在進行中の高麗川まるごと再生プロジェクトにおける、
これまでの経緯、市民と行政との認識の違い、現在進行中の工事の様子など、
プロジェクターを使って報告いたしました。
埼玉県の推進してきた、川のまるごと再生プロジェクトには、
地域の人々に歓迎され、川の再生・復活に寄与した事業もある一方で、
高麗川など、河川上流部における遊歩道建設等、問題視されるケースも
出ており、今回の第5分科会での報告は、市民と行政とで拗れてしまった、
悪い事例として報告、今後の在り方の参考にしていただきたいと述べました。
また、第4分科会でも、
各地の取組をお聞きし、高麗川再生プロジェクトの現状を聞いていただきました。
工事が始まってしまったことを残念がってくださいました。
「行政と市民の協働がなにより大事」
「川は行政のものでも川沿いの人だけのものでもない」
「コンクリで固めるやり方はもう古い、自然を残し生活との調和を」
これは県内で真剣に川と向かい合う方々のほぼ一致した見解と理解しました。
ロビー展示
配布資料の一部